2025年11月6日エクアドル首都キト市北部の司法施設の外に駐車されていた車両内に爆発物とみられる物体が確認され、爆発物処理班が対応しました。現場で爆破処理が行われ大きな被害は発生していません。キト市内では爆発テロへの警戒レベルが引き上げられています
爆発物とみられる不審な物体が発見されたのはキト市北部の北部司法合同庁舎(El complejo judicial norte)付近でした。施設の敷地外に駐車されていた不審車両内で複数のガスシリンダーのような物体が発見され、警察が周辺一帯を封鎖した上で爆発物処理班(GIR)を現場に派遣し、周辺地域を一時封鎖した上で安全確保にあたりました。発見された物体は爆発物としての危険性があると判断され、その場で爆発・無効化処理が実施されました。
本事案を受けて、警察は全国規模で注意喚起を発出し、「観光施設、ショッピングモール、イベント会場、政府機関など人が多く集まる場所は、テロ等の標的となる可能性がある」と警告しています。特に首都キト市では警戒レベルを引き上げています。在エクアドル日本国大使館も同日付で注意喚起を発出し、在留邦人および旅行者に対して「外出の際は常に周囲の状況に気を配り、できるだけ滞在時間を短くするよう努めてください」と呼びかけています。


