2025年夏以降、コスタリカ首都サンホセ市中心部で強盗が多発しています。早朝と夜間に被害が集中しているため、該当の時間帯に移動する場合はできる限り車両で移動してください。万一被害に遭った場合は抵抗せずに犯人の要求に従い、金品よりも命を守る行動をとるようおススメします。
直近特に増加傾向にあるとされている手法は首絞め強盗と呼ばれる犯行方式であり、背後から近付き片腕で首を絞めてスマートフォンや現金等を強奪するものです。直近報道されているだけでも、サンホセ市中心部で以下のような被害事例が報告されています。
・2025年10月 オスピタル地区
午前5時頃、通勤中の男性が背後から首を絞められ、意識を失った。犯人はスマートフォンと財布を奪って逃走。
・2025年9月 メルセ地区
夜7時半、バス停で待っていた女性が襲われ、首を絞められた。被害者は抵抗しなかったが、現金と携帯を奪われた。
・2025年8月 セントロ通り
旅行者が観光中に背後から襲われ、首を絞められて転倒。パスポートと現金が入ったバッグを奪われた。
・2025年6月 コカ・コーラ地区
午前4時半、早朝勤務に向かう男性が襲われ、首を絞められた。犯人は2人組で、1人が首を絞め、もう1人が所持品を奪った。
地元住民に加え、観光客も標的となっています。被害が集中している早朝と夜間に移動せざるを得ない場合は、徒歩でなく車両での移動を検討ください。万一犯人に襲われた場合、スマートフォンや現金といった金品も重要ですが、それ以上に皆さんご自身の命はもっと大切ですので、無抵抗に徹し、命を守ることを優先してください。また、犯人が逃走し、安全が確保されたのちに速やかに警察や現地日本国大使館に被害を届け出ることを推奨します。
普段からなんらかの被害に遭った時を想像し、「イメージトレーニング」をすることで、無意識に出てしまうとっさの行動をある程度コントロールできるようになります。詳細は以下の記事もご参照ください。


