ネパール首都等での新王政派ストライキ呼びかけ

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2025年11月23日ネパール首都カトマンズを含む全国で、王政の復活を呼び掛ける活動家とその支持者によるゼネラルストライキ(バンダ)が予定されています。中心的な活動家は11月19日に警察により逮捕・拘留されましたが、支持者らは同氏が拘留されたままでもてもバンダを強行する方針であり、各地で抗議行動が発生する可能性があります

本件を呼び掛けているのはヒンドゥー教に基づく王政を復活させることを主張しているドゥルガ・プラサイ氏を中心としたグループです。23日カトマンズ市内では、午前8時前から市内中心部バルク地区やコトシュワール地区に最大で数千人規模の支持者らがが集合し、交通遮断や抗議活動を行うとみられています。地方都市でも同様の呼びかけが広がっており、全国的な影響も懸念されます。

ネパールやインド等における「バンダ」は、政党や団体が国民にストライキを呼びかけ、協力しない市民や車両を襲撃するなど、半ば強制的に実行される活動です。過去の事例では、早朝に通行車両が襲撃され、放火されるなどの過激行為が発生しています。今回、治安当局が先手を打って番田を呼び掛けたプラサイ氏を逮捕したことで、支持者らが強硬姿勢を強めており、より過激な暴力行為が発生しても不思議ではありません

 

現地滞在中の方は現地最新情報に注意し、群衆や治安当局が集結している場所を見かけた場合には速やかにその場を離れるといった安全上の工夫をおススメします。ただし、参加想定人数や首都における集合場所等を見る限り本日一切外出ができないという事態にはならないものと想定されます

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