2025年12月6日現地正午ごろメキシコ西部ミチョアカン州コアワヤナの警察施設前で自動車爆弾が爆発し、少なくとも6人が死亡、約30名が負傷しました。犠牲者には警察官も含まれており、容疑者グループからも死者が発生したと伝われています
本爆発はコアヤワナの市街地中心部に位置する爆発は警察署前の中央通りで発生しました。爆発に使われた車両は隣接州コリマから侵入した黒色のピックアップトラックで、近隣のバナナ農園からバナナを輸送する体を装って多量の爆薬を積載していたとみられています。事件の背景は明らかではありませんが、ミチョアカン州で活動を拡大しようとする複数の犯罪組織間の抗争によるものと報じられています。過去にもタマウリパス州、ヌエボ・レオン州、グアナファト州などで車両爆弾による攻撃が発生しており、今回もその延長線上にあるとみられます
メキシコでは近年犯罪組織の活動が活発化しておりそうした犯罪行為を取り締まろうとする政治家や自治体等へも攻撃が発生しています。州当局は治安部隊を増派し、爆発の背後にある組織の特定を急いでいますが、治安の安定化には一定の時間がかかるとみられています。
メキシコ滞在中の方またメキシコへ旅行を計画される方は日本政府外務省を含む各国のトラベルアドバイスを随時確認するとともに、記載されている推奨される行動範囲や現地でのふるまいに従うようおススメします。


