エチオピア中西部ガンベラ市連続銃撃事件と夜間外出禁止令

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2025年12月9日エチオピア中西部ガンベラ市および周辺地域で連続して銃撃事件が発生しました。市内及び周辺の幹線道路で武装した人物による発砲が確認され、少なくとも4名が死亡、8名が負傷しました。本事案を受け、政府は夜間外出禁止令を発令しています。
9日現地正午前、ガンベラ市内のグランドリゾートホテル付近で最初の銃撃が発生し、1名が死亡、1名が負傷しました。その約30分後、ガンベラ市から約3キロの地点を通行中の車両が銃撃を受け、運転手が負傷しました。さらにその直後、ガンベラ市へ向かっていた車両が銃撃され、女性1名と警察官1名が死亡し、3名が負傷しています。一連の攻撃により、日中の約一時間という短時間で少なくとも4名が死亡、8名が負傷しています。
一連の事案の犯人は現時点で不明であり、動機もわかっていません。警察による犯人の捜索が行われていますが、市政府及び警察は住民に対し外出を控え安全確保を最優先とするよう呼びかけています。
一般市民、警官も犠牲になった深刻な銃撃事案が連続したことを受け、ガンベラ市当局は即日、午後7時から翌午前6時までの夜間外出禁止令を発令しました。同措置の期限は定められていません。市内では治安部隊が主要道路や公共施設周辺で警戒を強化しています。
ガンベラ地域では近年、民族間対立や武装勢力による襲撃が繰り返されており、治安情勢は不安定な状態が続いています。今回の事案も、地域内の緊張が背景にある可能性が指摘されていますが詳細は不明です。日本人で周辺地域に滞在中の方も現地最新情報に十分ご注意の上、安全確保を怠らないようおススメします。
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