ボリビア国内警官を装った犯罪の多発

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2025年12月26日在ボリビア日本国大使館は、同国内で警察官を装った詐欺・強盗事案が相次いでいるとして、邦人旅行者に対し注意を呼びかけました。大使館によれば、この1年間で少なくとも4名の日本人観光客が同様の手口による被害に遭っているということです

類似の被害は日本人を含む外国人観光客を標的として首都ラパス市内の観光地を中心に、国内各地で多数発生しています。典型的な手口は、若い女性が旅行者に声を掛けた後、警察官を名乗る男が現れ、身分証の提示や所持品検査を求めるというものです。共犯者とみられる女性が警官を名乗る男らに積極的に協力することで観光客も信じ込んでしまい、被害者が財布を手渡した隙に、現金やクレジットカードが抜き取られる事案が確認されています。

報道によれば、3月オルーロ市で逮捕された容疑者らは犯罪捜査局(FELCC)の身分証を偽造し、バスターミナル周辺で旅行者に対し不当な「検査」を行っていたということです10月にもラパス市に隣接するエルアルト市で偽警官詐欺を働いていた一味が逮捕されています。

 

大使館は、ボリビアでは警察官が路上で観光客に対し所持品検査を求めることは通常ないとして、不審な要求には応じず、その場を離れるよう注意を促しています。また、身分証の提示を求められた場合でも、財布や貴重品を手渡さないことが重要としています。

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