トリニダード・トバゴ治安対策のための非常事態宣言

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3月3日、トリニダード・トバゴで非常事態宣言が出されました。背景には急増する暴力事件と治安当局への脅威があります。現時点では外出禁止令は発令されていませんが、現地にいる方は不用意にトラブルに巻き込まれることのないよう情報収集を怠らないようおススメします。

政府は同日、国内でギャング関連の銃撃や報復殺人が相次ぎ、治安当局に対する具体的な攻撃計画が確認されたとして、15日間の非常事態宣言を発令しました。2026年に入ってすでに60件以上の殺人が発生しており、治安悪化が深刻化していました。宣言により、警察は令状なしの捜索や拘束が可能となり、犯罪拠点の摘発を迅速化する権限が付与されました。

現地治安悪化、暴力事案増加の背景には複数のギャング組織が関与しており、刑務所内から幹部が指示を出して街中の犯罪を誘発していると指摘されています。政府は治安部隊を増派し主要都市での警戒を強化していますが、市民生活には交通規制や夜間の巡回増加などの影響が出ています。野党や市民団体は、市民の自由が長期的に制限される可能性を懸念し、透明性ある運用を求めています。

トリニダード・トバゴでは2025年7月にも非常事態宣言が出されていました。7月の非常事態宣言は2026年1月31日に終了したばかりでしたが、治安悪化により再度、非常事態宣言が出されたという状況です。在トリニダード・トバゴ日本国大使館によると、現時点では外出禁止令は発令されていませんが、現地にいる方は不用意にトラブルに巻き込まれることのないよう、安全最優先での行動をおススメします。

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