2026年3月16日未明、オランダのアムステルダム市内ザイダス地区にあるオフィスビルで爆発事案が発生しました。爆発により建物入口付近で小規模な火災が発生しましたが、負傷者は確認されていません。火事は速やかに鎮火され、建物への損害は軽微であり、人的被害もありません。
本件爆発は首都中心部のオフィス街で午前1時前後に発生しビルの入り口に設置されている回転扉付近が損傷しました。SNS上には、爆発物を設置し点火する様子を撮影したとされる映像が投稿されており、警察は映像の真偽を含めて捜査を進めています。ビルにはオランダ企業に加え、アメリカ系金融機関であるニューヨーク銀行を含めグローバルに展開する外国籍企業が複数入居していました。
SNS上で「Harakat Ashab al‑Yamin al‑Islamiyyah(日本語に訳すと『正しいイスラム教徒運動』)」と名乗るグループが犯行声明を出したと報じられています。同グループは、3月13日にロッテルダム市内で発生したシナゴーグ放火事案、14日にアムステルダム市内のユダヤ人学校外壁で発生した爆発事案についても犯行声明を出しているとされ、警察は一連の事件との関連性を調査しています。グループの詳細や一連の事件の経緯に関する全体像については明確にされていませんがオランダでは本件を含めイラン情勢に関連した暴力が続発していることは事実です。
中東・湾岸情勢の緊張が続く中、ヨーロッパおよびアメリカの複数地点でユダヤ教関連施設やアメリカ大使館/総領事館を標的とした攻撃的事案が相次いでいます。今後も類似の事件は続発する可能性が否定できません。世界各地に滞在する方はもちろんのこと、日本国内であっても既に攻撃の対象となりつつある施設への接近は控えることが推奨されます。


