フィジー首都等HIV感染者数増加に関する注意喚起

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2026年3月下旬、フィジー保健当局は同国の首都スバ他国内各地でHIV感染患者数が急速に拡大していることを踏まえ注意喚起を発しました。感染者総数が人口の約1%規模に達する可能性があるとして警戒を強めています

フィジーでは過去数年で新規のHIV感染者数が急増しているとの統計情報があります。特に若年層や都市部での感染拡大が急速です。背景として注射針を使用する違法薬物の使用者が増えていることに伴い、針の共有やBluetoothingと呼ばれる薬物摂取者の血液を自身に注射する行為の蔓延、偏見や受診料不足に伴う感染確認検査が進まないことなどが指摘されています。また、妊婦の陽性率が上昇しており、母子感染のリスクが高まっているとされています。医療機関では治療体制の強化が進められていますが、地域によって医療アクセスに差があることも課題とされています

フィジー政府は感染拡大を受け、検査体制の拡充や啓発活動の強化を進めており、WHOも引き続き感染状況を注視する必要があるとしています。観光地として知られる地域では日常生活に大きな影響は出ていないものの、医療行為を受ける際の安全確保や、薬物関連の犯罪が発生しやすい地域への立ち入りには注意が必要とされています。

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