2026年3月28日フランスのパリ8区で、米国系金融機関の建物前に即席の爆発物が設置されました。爆発は発生せず攻撃は未遂に終わっています。負傷者等は確認されていませんが治安当局はテロ事案として捜査を進めています。
本事案はパリ8区ラ・ボエシー通りに所在するバンクオブアメリカの施設前に爆発物がおかれたものです。土曜日の未明3時30分頃に爆発前の不審物が発見され、警察はその場で1名を拘束した後、関係先の捜査によりさらに1名を逮捕したとされています。フランス政府のテロ対策当局は本件をテロ事件として捜査しており、拘束している容疑者2名の取り調べを行いながら動機を確認しています。報道では、中東情勢の緊張を背景とした象徴的施設への攻撃である可能性が指摘されており、当局も関連性を排除していないとされています。
中東・湾岸地域での事案に関連して近時、反イスラエル・反米を掲げた襲撃や放火、暴力的な嫌がらせが複数の国で確認されています。北欧諸国やオランダ、フランス等欧州諸国、アメリカ本土でも、外交施設、金融機関、ユダヤ系施設など象徴性の高い場所を狙った事案が連続しており、模倣的な行為が広がることが懸念されています。
現在海外に滞在中の皆さんは特に米国系企業、イスラエル関連施設、ユダヤ教宗教施設等には極力近づかないことをおススメします。また、万が一不審物が発見された場合や脅迫等による捜査のために警察による規制が敷かれている場合には現地当局の指示に従い、安全確保を最優先に行動することが重要です。


