2026年4月4日アメリカ西部カリフォルニア州南部で山火事が相次いで発生しました。前日に発生した火災の避難勧告が解除された直後、ロサンゼルス郡で新たな火災が確認されており、地域一帯で火災リスクが高まっています。特に近年夏の時期に周辺地域で乾燥した気象条件と強風により山火事被害が続いている点に注意が必要です。
3日にカリフォルニア州リバーサイド郡モレノバレーで発生した火災では、約4,100エーカー(約17平方キロ)を焼失し、一時は複数地区に避難命令が出されましたが、4日までに95%が鎮圧され、避難勧告も解除されました。一方、ロサンゼルス郡北部アクトン周辺で発生した火災は現時点までの焼失面積は小さいですが再燃の可能性が残されているとされています。いずれの火災とも航空支援を含む大規模な消火活動が行われており、本格的な夏を前に大規模な火災対応が行われたと報じられています。
カリフォルニア州では昨年、複数の大規模火災が発生し、乾燥した気候と高温、強風が重なる夏の時期に山火事が多発する傾向があります。州当局は、今年も気温上昇と降水量不足により、南部を中心に火災リスクが高まると警告しています。
なお、秋口以降も「サンタアナ風」と呼ばれる乾燥した季節風が吹くこともあって山火事の警戒を下げられる状態にはありません。2025年1月にはロサンゼルス郡北部で2か所の火事が広範囲に燃え広がり少なくとも31名が死亡、150平方キロメートルが焼失し、著名人・芸能人らの邸宅付近も被害を受ける火災被害は記憶に新しいところです。この火災の際には自治体の予算不足等を背景に消防当局の人材不足、機材更新遅れなどがあったことも指摘されています。
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