ベネズエラ首都市内大規模集会

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2026年4月9日ベネズエラの首都カラカス市内において、労働組合、教員団体、学生団体などによる大規模なデモ行進が行われました。本年に入って断続的に続く労働争議の中でも最大規模となり、市内主要道路では警官隊と抗議者らがもみ合うシーンも報告されています。群衆の集結地点には近づかないようおススメします

 

9日に行われた抗議集会では労働組合の関係者や教員団体、学生団体などが賃金引き上げや労働条件の改善、生活水準の向上を求めて大統領府に向かって行進しました。ベネズエラでは本年1月米軍が当時のチャベス大統領を米国に連行し、政権中枢部が交代していますが、経済情勢が大きく改善したとは言えない状況が続いています。特に最低賃金が2022年以降据え置かれており、慢性的なインフレと通貨価値の下落により、実質賃金が著しく低下している点について国民の不満が蓄積している状況です。労働者団体は、最低賃金の大幅な引き上げ、ボーナス制度の見直し、拘束された労働組合指導者の解放などを求めて断続的な講義活動を継続しているという経緯があります。

特に人口の多い首都カラカス市内では、デモに伴う交通規制や道路封鎖がたびたび発生しており、公共交通機関にも影響が出ています。これまでのところ大規模な衝突は報告されていませんが、過去の同様の抗議活動では、治安部隊との衝突や催涙ガスの使用が発生した例もあります。カラカス市内および周辺地域に滞在中の方は、デモ集会が行われている区域(プラサ・ベネスエラ、セントロ地区、大統領府周辺)には近づかず、群衆が集まる場所を避けて行動すること、また外出時には最新の治安情報や交通状況を確認し、治安当局の指示に従うよう強くおススメします。

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