11月17日から18日にかけてフランス全土で燃料費の高騰に抗議するデモが行われました。大部分のデモは平和裏に終わっていますが、一部のデモでは道路上で木材等を燃やし通行する車を取り囲むなど、暴力的な行為にも及んだことが確認されています。
このデモの影響により、フランス各地で高速道路が封鎖され、移動に支障が出ています。また、東部ル・ポン・ド・ボーヴワザンではデモ隊に取り囲まれてパニックになった女性がデモに参加していた50代の女性をひき殺してしまう事件も発生しました。報道によれば、これまでに関連のデモで1人が死亡し、400名以上が負傷したとされています。
反政府デモや経済的困窮を訴える集会に端を発し、死傷者がでるというのは途上国だけで起こるものではありません。先進国と呼ばれる国でもデモや集会が発生している場合はその場を速やかに離れることがご自身の安全を守るための最善策です。