2018年11月20日インド警察は前日に首都デリーにJaish-e-Mohammad(JeM)に関連するテロリストが侵入した旨警報を発表していました。本日地元テレビ局が警察が追跡していると思われる2人のテロリスト容疑者の写真を報じています。
現時点で彼らがテロリストであることを示す明確な証拠はありません。4日前に同国パンジャブ州の情報機関が「JeMに所属する6~7名のテロリストがパンジャブ州に潜伏しており、テロの計画のためデリーに移動を開始した」旨の情報をキャッチしたと報じられています。
なお、JeMは日本政府公安調査庁の「国際テロ組織」リストにも掲載されています。
現時点では非常にあいまいな情報ではありますが、在インド日本大使館からインド滞在中の日本人に対しては、以下のアドバイスを含む注意喚起がメールで送信されています。
インドに渡航・滞在される方は,このような状況を考慮し,常日頃から,不測の事態に巻き込まれないよう具体的に以下の対応に努めてください。
・最新の関連情報の入手に努める。
・テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,滞在は必要最小限とし,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
※宗教関連行事(金曜礼拝を含む)・施設,警察関連施設,公共交通機関,観光施設,外国人が多く集まりそうな場所,ショッピングモールや市場など不特定多数が集まる場所や政府関連施設等。
【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】
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頑丈なものの陰に隠れる。
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周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり,注意が必要。