2019年4月12日アルジェリアの首都アルジェで行われていた反政府デモの一部参加者が治安当局と衝突しました。
警察は放水銃や催涙弾も使用して暴れるデモ参加者を鎮圧し、108名を逮捕しています。
デモ隊は既存エリート層の支配が継続していることを批難しており、国の変革を求めています。参加者の多くは若者であり、女性も一定数参加している模様です。大多数のデモ参加者は平和裏に政府への抗議の意思を表明していますが、昨日は一部が暴力的行為に及びました。
同国では20年にわたる長期政権を維持していたブーテフリカ元大統領が既に辞任しています。ただし、支配者層に大きな変化はないため、今後も若者を中心とした反政府デモが継続すると考えられます。
意図せず暴力的な行為に巻き込まれないよう、また安全かつスムーズな移動のためにもデモ隊が終結している地域への接近を避けるようおススメします。