2019年6月22日エチオピア北部アムハラ州の州都バハルダールで正体不明の武装勢力による襲撃事案が発生しました。この攻撃によってアムハラ州の州高官らが銃撃を受けたと報じられています。襲撃は現地時間夜6時30分頃から数時間にわたって継続していた模様です。アムハラ州トップのメコネン氏が銃撃を受け、生死に関わる重傷を負っているとの情報も流れました。
現地メディアの一部はこの襲撃は「クーデター」の試みであった、とも報じています。しかしながら、大規模なクーデター行為は確認されておらず、アムハラ州政府の報道官が随時情報提供を行っている現状からも州政府の転覆には至っていないと思われます。
在エチオピア日本大使館は事案直後に在留邦人に対し第一報を発しました。事件が発生したアムハラ州バハルダールはもちろんのこと、エチオピアの首都アジスアベバでも大規模な検問や警備の強化が行われる可能性があるとのこと。在留邦人に対し、本日は不要不急の外出を避け、群衆が集まっている場所には近づかないようアドバイスしています。