2019年9月4日、ナイジェリアの首都アブジャやラゴス等主要都市で南アフリカを拠点とする各種店舗を狙った襲撃や略奪が発生しています。標的となった企業の一つMTN(ラゴスの他南西部イバダン、南東部ウヨの店舗が襲撃被害)ではナイジェリア国内の従業員に対し、自宅待機を指示し、安全確保を通達したと報じられています。
同じく南アフリカ系資本のSHOPRITEのアブジャ郊外店舗前には数百名の群衆が集まり、投石を行ったため警察当局が鎮圧のため催涙弾を使用しました。
こうした事態は9月2日ごろから発生している南アフリカ国内でのアフリカ系住民店舗襲撃事案が発端となっています。
両国の住民が感情的になればなるほど事態は悪化し、予測不可能になります。当面の間、最新の現地情報に注意し、万が一群衆が集まっている、タイヤを燃やしている、治安当局が終結している、といったシーンを目撃された場合は速やかにその場を離れることが安全確保上重要です。
本件に関して、在ナイジェリア日本国大使館やイギリス政府もそれぞれ注意喚起を発表済みです。