インドカシミール地方での警官隊襲撃

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2020年2月5日インド北西部カシミール地方、ラウェイポーラで武装勢力が警官隊を襲撃しました。治安当局側で1名の犠牲者が出ましたが武装勢力2名を殺害し、撃退しています。本件に対し、ISISの「インド支部」(Wilayah of Hind)が犯行声明を発しています。信ぴょう性は定かではありませんが、この地域での治安事案に対しISISが犯行声明を発するのは約8か月ぶりです。

 

なお、先週もジャンムー北側の有料道路料金所付近で警官隊が銃撃を受ける事件も発生していました。インド独立時からの歴史的経緯もあり、カシミール地方各地ではインド政府による抑圧に反発するという名目でイスラム教徒住民らと政府関係機関、治安当局関係者が衝突する事態もしばしば発生しています。

 

日本政府外務省は今回銃撃戦が発生したスリナガル周辺地域に対し「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」の危険情報を設定しています。滞在中の方、旅行計画中の方は住民と政府の間で主張が折り合わない状態が長期間続いている地域であることを認識し、必要な安全対策を検討下さい。

 

 

 

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