2020年6月29日現地10時過ぎ、パキスタン南部に位置する最大都市カラチの証券取引所付近で手りゅう弾が爆発し、武装した集団4名が証券取引所に侵入を試みました。一連の襲撃で少なくとも3名が死亡、7名が負傷しており、武装集団4名は治安当局により殺害されています。うち2名は取引所ゲート前で殺害されていますが、2名は建物内まで侵入に成功し、建物内部でようやく殺害されました
通常2000人程度が勤務するカラチ証券取引所ですが、コロナウイルス感染症対策のため多くが自宅勤務となっており、当日現場にいた従業員は通常よりも少なかったとのこと。また証券取引機能は事件発生前後にも止まることはなかったと発表されています。
事件直後にバロチスタン解放軍(BLA)が犯行声明を発表しました。ただし、犯行声明の信ぴょう性やなぜ証券取引所を標的としたのか、等については今後操作が行われるものと思われます。