ブラジルリモエイロ刑務所からの大量脱獄

2020年7月9日、ブラジル東部レシフェから近いリモエイロにある刑務所を30名ほどの武装集団が襲撃し、爆発物等を用いて施設を破壊しました。この騒動で2000人ほどいた囚人のうち27名が脱獄に成功しています。脱獄事件後、当局は4名の囚人の確保に成功していますが、残る23人は現時点で逃走中です。

治安当局は現在23名の名前を公表し、追跡を行っています。逃走中の服役囚の中には、複数の銀行強盗に関与し「凶悪犯」に指定されている人物も含まれているとのこと

在レシフェ日本国総領事館は周辺滞在中の日本人に対し、「外出時は、普段よりも周囲を警戒し、自宅付近やよく利用する店、通り慣れた道においても、細心の注意を怠らないで下さい。万一、脱獄犯に遭遇した際は、生命の安全を第一に、決して抵抗せず相手を刺激しないよう心掛けて下さい。」と注意喚起を呼び掛けています。

関連する海外安全記事:

ブラジルクリチバ市内での大統領選挙関連デモ リオデジャネイロ地図アプリによる犯罪多発地区迷い込み リオデジャネイロ市内死者を伴う犯罪組織対策 ブラジルクリチバ市内職務質問後の銃撃戦