ベナン北部武装勢力と軍の衝突

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2025年2月26日、ベナン北部アリボリ県で即席爆発装置(IED)による攻撃が発生し、兵士1名が死亡、2名が負傷しました。翌27日から28日にかけて、ベナン軍は空爆と地上部隊による反撃作戦を実施し、武装勢力9名を殺害したと報じられています

現地報道によれば、軍は「ミラドール作戦」の一環として、武装勢力の拠点や物流網を破壊。空陸合同での掃討作戦が展開され、地域の治安回復を目指しています。ベナン北部では近年、隣国ブルキナファソやニジェールから越境するイスラム過激派による襲撃が増加しており、今回の事件もその一環とみられています。
事件が発生した地域は、日本人の渡航・滞在が極めて少ない地域であり、直接的な影響は限定的と考えられます。ただし、ベナン北部は日本政府外務省が渡航を推奨しない地域も広がっており、当該地域への立ち入りには十分な準備と情報収集が必須です。

南部の首都ポルトノボや中心都市コトヌに対しては各国ともそれほど高いレベルは設定されていませんが、犯罪には注意するよう呼びかけれれています。

 

【参考】ベナン治安最新情報

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