2020年4月12日コンゴ民主共和国の北東部ベニで生後11ヶ月の少女がエボラ出血熱により死亡しました。周辺地域では2018年以降続いているエボラ出血熱の流行により2200人以上が死亡しています。死亡した少女は2日前に感染が確認され病院に収容されていた患者と同じ病院にいましたが、直接的な接触がなく、感染経路の追跡が続いています。
コンゴ民主共和国政府は同日エボラ出血熱の感染終息を宣言予定でしたが、新たな感染事例及び死亡事案に発生に伴い宣言は延期されています。ただし、WHOチームや現地保健当局が患者の家を消毒したり、接触したと思われる人を追跡しようとすると周辺住民らから投石を受けるなど、地元住民の反感は対策の阻害要因になっています。