コンゴ民主共和国南西部でのエボラ出血熱流行

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2025年9月4日、コンゴ民主共和国保健当局は南西部カサイ州で複数のエボラ出血熱患者が確認されたことを踏まえ、WHOとともに同疾病の流行を宣言しました。直近28件の感染が報告され、うち15名が死亡しています

 

致死率の高いウイルス性感染症であるエボラ出血熱はコンゴ民主共和国でしばしば流行し、多数の死者が発生しています。今回感染が確認されたのはカサイ州のブラペおよびムウェカ保健地区で、9月3日に首都キンシャサの国立生物医学研究所で検体が検査され、エボラ・ザイール株による感染が確認されました。WHOは専門家からなる緊急対応チームを派遣し、コンゴ民主共和国政府当局とともに感染拡大防止に向けた努力が継続されています。

当面の間、カサイ州を含むコンゴ民主共和国南西部への渡航はおススメできません。

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