2023年2月13日WHO及び赤道ギニア保健当局は2月10日に発表した死者を伴う原因不明の疾病はマールブルク病だったと発表しました。カメルーン、ガボンと国境を接するキエ・ンテム州内で9人の死者が報告されています。
【赤道ギニア/ガボン】
(参考情報)10日現地保健当局は #赤道ギニア と #ガボン の国境付近で原因不明の疾病による死亡事例が8例確認されたと発表しました。患者は出血熱の症状を示しており、予防のため約200人が検疫の観点で移動制限の対象となっていますhttps://t.co/avK34vMFUG— 海外安全.jp (@kaigaianzenjp) February 11, 2023
赤道ギニア国内でマールブルク病の患者が確認されたのは今回が初めてです。日本政府は赤道ギニアはもとより、国境を接するガボンやカメルーンに滞在する日本人向けにも注意喚起を発しています。
マールブルク病はエボラ出血熱と似たウイルスによる感染症ですが、その感染経路はいまだ解明されていません。発症すると出血を伴う高熱が観察され、致死率は最大で88%程度とされています。WHOの発表では現時点で9人が死亡し、16人に感染の疑いがあるとのこと。感染症の拡大が懸念される地域は現在隔離されており、専門の医療スタッフが現地での対応に当たっています。