2025年11月13日までにエチオピアの南部の都市ジンカでウイルス性出血熱が疑われる症例が8件確認されました。現地当局およびWHOが調査と対応を進めています。周辺滞在中の方はジンカやアルバミンチ等の都市部への渡航をしばらく控えるよう強くおススメします。
エチオピア保健省の発表によれば、南エチオピア州ジンカで確認されたウイルス性出血熱様の患者8例について、現在エチオピア公衆衛生研究所にて検査が行われています。原因ウイルスは現時点で不明ですが、世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務所によれば、いずれも致死率の高い感染症であるエボラ出血熱、マールブルグ病、ラッサ熱、クリミア・コンゴ出血熱などの可能性があるとして専門チーム11名を現地に派遣しました。
現地では感染経路や接触者の追跡調査が行われており、今後の検査結果によっては感染症名が確定され、警戒情報が発令される可能性があります。現時点では類似の感染が確認された地域は南エチオピア州内に限定されていますが、今後拡大するリスクは否定できません。現地滞在中の方は、体調管理と衛生対策を徹底し、万が一発熱や出血などの症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。


