ニジェール北部ティグライ州内武力衝突事案

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2026年1月29日エチオピア北部ティグライ州で武力衝突が発生しました。現地ではエチオピア国防軍とティグライ防衛軍の対立が激化し、周辺地域の住民生活や交通にも深刻な影響が出ています。

ティグライ州北西部ツェレムティ郡や南部アラマタ市周辺では、エチオピア国防軍(ENDF)とティグライ防衛軍(TDF)の衝突が報じられており、中部エンティチョ地区ではドローン攻撃によりトラック2台が被害を受け、死傷者が発生したと伝えられています。現地当局は住民に対し、移動や行動に十分な注意を払うよう警告しており、一部地域では緊張が高まった状態が続いています。こうした情勢を受け、エチオピア航空は1月29日からティグライ州内のメケレ、アクスム、シレ、フメラ行きの全便を運休しており、2月2日時点でも運航再開の見通しは立っていません。空路が遮断されていることで、州内からの退避や物資輸送にも支障が出ているとみられます。

 

ティグライ州西部は、ティグライ側(TDF及びティグライ州の武装勢力、政治勢力)とアムハラ側(アムハラ州政府の治安部隊、民兵組織)が長年領有権を争ってきた地域で、2020〜2022年の内戦で最激戦地となりました。2022年の和平合意後も領土問題が未解決のまま残され、双方の武装勢力がにらみ合う不安定な状態が続いていました。今回の衝突は、この「未解決の領土問題」と「和平後の統治調整の遅れ」が再び噴き出し、そこにENDFが介入した形と見られています。
在エチオピア日本大使館からは2月3日付で注意喚起が発出されておりティグライ州は従来から危険レベル3(渡航中止勧告)となっており現在も安定していない状態にあるため渡航しないこと、もしティグライ州に滞在中の方がいれば在エチオピア日本大使館警備領事班まで連絡することを呼び掛けています。

 

エチオピア航空の運航は報道では2月3日に再開するとされていますが、再開しても再度中断する可能性もありますので、継続的に最新情報を収集することをおススメします。
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