2022年2月1日ギニアビサウ首都ビサウの大統領宮殿を武装した一団が取り囲み、銃撃を加えたと報じられています。目撃証言によれば武装した一団は軍人だったとの情報もあります。また、国営放送の放送局も一時占拠されたとの証言も報じられています。
ただし、銃撃から数時間後同国のエンバロ大統領はフェイスブックに投稿された動画で「銃撃により多数が死亡しているが、民主主義への攻撃は失敗した」と発言しています。大統領によればクーデターの試みは麻薬取引に関連して、大統領や首相、閣僚らを殺害する目的があった、とのこと。
現時点で大統領宮殿周辺には軍が規制線、検問を設置しており一般市民らは近づけないようになっています。詳細な状況が明らかにはなっていませんが、西アフリカでは1月25日に発生したブルキナファソでのクーデターを含め直近クーデターが相次いでいます。当面の間情勢を注視する必要があります。