2025年8月19日在ケニア米国大使館は同国内におけるテロの脅威に関する注意喚起を発出しました。首都ナイロビを含む主要都市において、過激派組織が外国人や観光客が頻繁に訪れる施設を標的とし、警告なしにテロを実行する可能性があるとしています。
今回の注意喚起は、特定のテロ計画が確認されたものではなく、過去の重大テロ事件の記念日が近づくことに伴う一般的な警戒呼びかけです。米国大使館は、9月11日(米国同時多発テロ)、9月21日(ナイロビ・ウェストゲートモール攻撃)、10月7日(ハマスによるイスラエル攻撃)などの記念日が接近する時期には、テロの懸念が高まる傾向があるとしています。対象となり得る施設には、ホテル、大使館、レストラン、ショッピングモール、市場、学校、警察署、礼拝所などが含まれており、現地滞在中の方はこれらの場所への立ち寄りに際して十分な警戒が必要です。
在ケニア日本国大使館もアメリカ大使館からの注意喚起を踏まえ、在留邦人および渡航者の皆様に以下の注意喚起を送付していますのでご注意下さい。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
米国等西側公館等、観光地、スポーツの競技場、コンサートや記念日・祝祭日等のイベント、公共交通機関、観光施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(3)現地当局の指示があればそれに従う。特に銃撃、車両突入及び爆弾等の事案に遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。