2020年7月10日以降、マリの首都バマコでは3月に行われた議会選挙の結果を巡り与野党およびその支持者らが主要道路上でデモを行い、一部が暴力行為に及びました。道路を封鎖して木材やタイヤ等を燃やしたり、意見の異なるグループとの衝突が発生したり、といった事態につながり少なくとも8名が死亡しています
こうした事態を受け、ケイタ大統領は本年3月の議会選挙有効性について審議を行っている憲法裁判所の判事を解任し、事実上憲法裁判所を解体しました。ただし、ケイタ大統領自身への辞任を求める声も大きくなっており、今後政治情勢は予断を許しません。