モロッコ中部での地震被害

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2023年9月8日現地深夜、モロッコ中部マラケシュ付近でM6.8の地震が発生しました。建物や壁等が多数崩壊し、少なくとも1000人以上が死亡したと報じられています。日本人の方で被害に遭われた方は現地大使館に連絡するよう呼び掛けられています

 

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現地日本大使館による日本人向けの案内。被害に遭った場合は大使館領事部に連絡を

 

歴史的都市であり、モロッコ国内でも多くの観光客が訪れるマラケシュ市内では多くの建物が倒壊しており、被害の全容は依然あきらかにはなっていません。また、近郊のアトラス山地では地震による大規模な地滑りが発生しているとも報じられています。

 

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モロッコ南部ムーレイ・ブラヒムの倒壊した住宅街(CNNのウェブサイトよりキャプチャ)

自宅や職場で最低限の備えができている日本国内と違い、海外の渡航先、特に短期の旅行中は地震に慣れている日本人も「災害弱者」になりがちです。滅多に発生しない災害リスクを恐れて海外に渡航できない、ということはありません。ただし、土地勘がない、言葉が通じないといった時に被災すると日本国で災害に巻き込まれた際に比して困ってしまう可能性は高いと言えます。

 

最低限、いざという時にどこに連絡すればよいか、日本国大使館や総領事館の連絡先は記録しておくことをおススメします。

 

【参考コラム】緊急連絡先リストは「紙」で持とう

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