ナイジェリア中北部イェレワタ村落の襲撃事案

この記事のURLをコピーする

2025年6月14日ナイジェリア中北部ベヌエ州のイェレワタ村落を武装集団が襲撃し、少なくとも100人以上が死亡しました。行方不明の人も大勢おり被害者数の拡大も懸念されます。遊牧民と農民との利害対立による襲撃事案とみられています

 

本件は土地や水の資源を奪い合う関係にあり、特に農民らの畑や農作物を遊牧民の家畜が食い荒らすことでトラブルが多発しています。4月には隣接するプラトー州で、5月には同じベヌエ州でそれぞれ20~40名が殺害される事案が発生しています。

今回の事案では遊牧民側が農民らの村落を襲撃しており、一部の住民は夜間、寝室に閉じ込められたまま住居に火を放たれたとの証言もあります。州知事は犠牲者の支援と治安回復のため州政府として代表団を派遣し事態の鎮静化を図っています。

海外安全メールマガジン登録