2023年2月15日ルワンダ軍は隣国コンゴ民主共和国軍が同国領地内に侵入したと非難しました。同国軍の発表によれば両国軍兵士の間で銃撃戦が発生したのち、コンゴ民主共和国軍が撤退したため事態が鎮静化したとのこと。
ルワンダ側発表によれば、15日早朝、コンゴ民主共和国軍兵士12~14名がルワンダ南西部のルシジに侵入し、国境検問所に対し、銃撃を加えたとのこと。ルワンダ軍兵士が応戦ししばらく銃撃戦が続いた後、コンゴ民主共和国軍兵士は撤退したとされています。
他方で、コンゴ民主共和国側の南キブ州知事はコンゴ民主共和国側は領土侵入はしておらず本件はルワンダ側の虚偽であると発表しました。南キブ州知事によれば、本件はコンゴ民主共和国領土内での警察と盗賊の間の銃撃戦であり、コンゴ民主共和国関係者がルワンダ領内には一切侵入していないと主張しています。
現在コンゴ民主共和国とルワンダ間では軍事的な緊張が高まっており、両国軍の間での銃撃戦はルワンダ西部のギセニでも発生しています。今回の事案をふまえ現地日本国大使館はギセニ、ルシジの両都市への不要不急の渡航は控えるよう改めて注意喚起を行っています。