ソマリア首都での連続爆破テロ

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2022年10月29日ソマリア首都モガディシュ市内、教育省付近で複数回爆発が発生しました。一度目の爆破後に警察や救急隊が現場に集まった際、二度目の爆発が発生し、さらに被害が拡大しています。同国大統領によれば、2度の爆発でこれまでに少なくとも100名が死亡し、300名以上が負傷しているとのこと。死者数は今後さらに増加する恐れがあります。

 

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爆発によるがれきが残る中遺体を運び出す救助関係者(ABCニュースのウェブサイトよりキャプチャ)

 

現時点で犯行声明は発表されていませんが、ソマリア政府は同国で繰り返しテロを実行している武装勢力アルシャバーブを名指しで批判しています。アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されており、ソマリアのみならず隣国ケニアでも爆弾テロや襲撃事案を実行してきた歴史があります。今回事件が発生した現場は2017年にソマリア史上最悪の爆破テロ事案(約500人死亡)が発生した地点とほぼ同じ場所です。

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