バングラデシュ首都等での反政府抗議活動激化

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2024年7月16日以降バングラデシュ首都ダッカ市内等で大学生を中心に公務員採用方式変更への抗議が活発化しています。警官隊との衝突により少なくとも2名が死亡しており、当面混乱は継続する見通しです。滞在中の方は群衆に接近しないようご注意下さい

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ダッカ市内で学生らの抗議集会に向け警察が催涙弾を使用する様子(ロイターのウェブサイトよりキャプチャ)

現地情報によれば、学生らの抗議デモに対し、警官隊は催涙弾を用いるなど強行手段を用いて解散させています。学生らと警官隊との激しい衝突により少なくとも2名が死亡、1000人程度が負傷したと報じられており、混乱が継続する可能性が高いとみられています。

本件は公務員採用における特別枠(クオータ)割り当ての変更をめぐる学生らの抗議活動が発端です。国家公務員を多く輩出する首都ダッカ市内の大学周辺が最も激しい抗議活動の中心地となっていますが、地方都市等でもデモ及び交通封鎖等の抗議行動が継続しています。不用意にデモ活動の実施地点や治安当局の集結地点に近づくと思いがけないけが等被害が生じうるため、滞在中の方は安全確保を優先に、群衆には近づかないようご注意下さい。

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