2024年10月3日インドとパキスタン双方が領有権を主張するジャンムー・カシミール地区の主要都市スリナガル市内の市場エリアに手りゅう弾が投げ込まれ、少なくとも12名が負傷しました。付近にいた治安部隊が標的だった模様ですが、一般人が巻き添え被害に遭っています。
本件は3日日曜日の昼間、多くの一般客が市場で買い物をしている現場付近で爆発が発生したものです。いずれも命に別状はありませんが、12名が病院に運ばれて治療を受けています。現地報道によれば、実行犯は治安部隊の車両を狙って手りゅう弾を投げ込んだものの、標的を外し民間人に負傷者が出た模様とされています
インドが実効支配しているジャンムー・カシミール地域では分離独立を主張するグループ、抑圧に抵抗するイスラム教グループなどによる暴力・テロ行為が相次いでいます。今回のように一般市民を巻き添えにすることもしばしば発生します。日本政府外務省を含め、ジャンムー・カシミール地域には立ち入らないよう呼びかけられている点に注意が必要です。
【参考】インド治安最新情報