インド首都大気汚染に伴う医療緊急事態宣言

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2024年11月22日インド北部首都デリーに対し、大気汚染が深刻であることから首都首相が医療緊急事態を宣言しています。冬場を迎え石炭火力発電や街中でのゴミ・タイヤ等の燃焼が増え、2019年以降最悪級の大気汚染に直面しています。滞在中の方はマスクの着用や外出後のうがい等対応を推奨します。

 

インドでは、首都デリーのみならずインド北部一帯で極めて深刻な大気汚染が続いています。デリー州首相は自身の権力が及ぶデリーで医療緊急事態に相当するとの認識を強い召していますが、デリーだけでなく、北インド全体が医療緊急事態に直面しているとも主張しています。大気汚染数値上はWHOの定める基準よりも50倍以上悪い数値が記録されており、健康にも大きく影響する状況と言えます。

 

また、どう大気汚染はインドの隣国パキスタン東部のラホールでも深刻であり、ラホールを州都とするパンジャブ州では学校が一時10日間休校になるなど健康被害を防ぐための対応が講じられています。今週になり、休校措置は解除されていますが、引き続きスモッグによる被害が懸念される状況が続いています。

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