ネパール首都郊外での市民と警官の衝突

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2020年9月2日、ネパール首都カトマンズの南側郊外、ラリトプールで宗教行事のために集まった市民と警官らが衝突し、催涙弾や放水銃などが使用される事態になりました。

 

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新型コロナウイルス感染症対策のため、外出や集会の規制が発せられているため、毎年定例の宗教行事も実施できない状況でしたが、1000人以上の市民らが行事に集結したことが発端と言われています。警官は催涙弾や放水銃で市民を強制的に解散させようとしましたが、宗教的な背景と市民によるお祭りの側面を持つ集会であったがゆえに市民側が投石等で強く反発しました。

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放水銃に対して投石で応じる市民ら(ABCニュースのウェブサイトよりキャプチャ)

 

本事案を受けて政府は9月4日午前4時~午後10時までラリトプール地区に外出禁止令を発しています。

アメリカ国務省や在ネパール日本国大使館もそれぞれの国民に注意喚起を発しました。

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