2025年9月8日ネパール政府によるSNSサービスへの接続遮断に対する抗議デモがカトマンズ市内で発生し、一部若者らが暴徒化しました。政府は議会周辺など首都市内の複数地域で外出禁止令を発令しました
今回の抗議は、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などを含む26のSNSサービスを、政府への未登録を理由として国内で接続ができないよう遮断したことがきっかけです。ネパール国内で提供されるインターネットサービスからは当該SNSへの接続ができなくなりZ世代(GenZ)と呼ばれる若者世代を中心とした抗議デモが発生しました。
首都では数万人規模の若者が集結し、特に国会議事堂前では警察との衝突も発生しました。警察側はゴム弾や催涙ガスを使用して解散を促しました。混乱の中で少なくとも5名がの死亡が確認されています。こうした事態を重く見た政府は安全の確保と治安回復を名目として首都市内5か所(1.Baneshwor 2.大統領宅(Shital Niwas)周辺、3.副大統領宅(Lainchaur)周辺、4.Singha Darbar 周辺、5.Narayanhiti 博物館周辺)に対し一時的な外出禁止令を発令しています。本日午後10時までは上記地域への接近はおススメしません。
また、カトマンズ以外でも若者らを中心とした抗議活動は行われていると報じられており、事態の推移や今後の政府による行動制限等について現地情報、政府発表等にも十分ご注意下さい。