2021年9月上旬、インドネシア、タイ、フィリピン等東南アジア各国は自国内での宗教施設や大勢の人が集まる場所での爆弾テロの危険性があるとして、それぞれ警戒レベルを上げています。
アフガニスタンにおいてイスラム教に基づく統治をおこなうタリバン勢力が事実上権力を掌握したことを踏まえ、各地のイスラム教過激派勢力が活動を活発化させうるとの観点で警戒を発したものと思われます。現時点で各国ともに具体的にいつ、どこでどのような犯行が行われるか、といった情報を把握していない模様です。ただし、20年前にアメリカ同時多発テロを実現させたアル・カーイダやISIS等の国際テロ組織が改めて支持者らにテロの実行を呼び掛ける動画が拡散されており、警戒の必要性は高まっていると言えます。
本件に関連して、各国の日本大使館もそれぞれの国に滞在する日本人に対し注意を呼び掛けています。