パキスタン東部旅客列車での爆発事案

この記事のURLをコピーする

2023年2月16日パキスタン東部パンジャブ州内Mian Channuの駅で停車中の旅客列車で爆発が発生しました。本件により乗客1名が死亡、8名が負傷しています。

pakistan-train-blast
爆発で負傷した女性を救助する救急隊(DAWN紙のウェブサイトよりキャプチャ)

当初本事案はガスボンベの爆発と伝えられていましたが、警察の初期捜査の結果可燃性の物質と時限装置を組み合わせた簡易な爆発物によるものと判明しています。

列車は西部バロチスタン州から北西部ペシャワールに向かう旅客列車であり、爆発が発生した際はパンジャブ州内を通過中でした。パキスタンの鉄道は総延長が非常に長く、日本人も旅行等で利用することは可能です。しかしながら特にバロチスタン州やハイバル・パフトゥンハー州ではしばしば爆発等の破壊工作が発生しています。鉄道を利用される際には、常に自分の周りに持ち主不明の荷物が放置されていないか、等よくよく注意するようおススメします。

 

【参考コラム】不審物ってどんなもの!?

海外安全メールマガジン登録