台風3号接近に伴う台湾での警戒態勢

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2024年7月24日夜以降、大型で強い台風3号(Gaemi)が台湾北部に上陸予定です。台湾の中心都市台北市は24日、市内の学校で休校措置を講じています。現地日本政府事務所も閉所を発表しています。滞在中の方は最新気象情報にご注意の上、ご自身の安全を最優先に行動下さい。

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台風3号の進路予報。日本政府気象庁のウェブサイトよりキャプチャ

なお、台風3号は台湾周辺を通過したのち、中国本土福建省中部から浙江省南部一帯に再上陸する予報となっています。中国南東部ご滞在中の方も今のうちから現地最新情報に十分ご注意の上、台風接近前の備えをおススメします。

 

【参考コラム】災害への備えができない旅行先ではみな「災害弱者」になる

日本でも台風被害は毎年発生しており、一般論として日本人は台風に慣れているといえます。ただし、日ごろからご自身の生活拠点があり、周囲のどこになにがあるかご存じの場所と旅先では勝手が違います。また自宅や職場に飲食料品や生活物資が備蓄されており、万が一停電等が発生しても1日~数日乗り切れる状態にしてある方も一定数いらっしゃると思います。他方で、台湾や中国と言えど、旅先の場合は言葉の問題、土地勘の問題などから日本とは影響度合いが異なります。旅先で災害に出会った場合にはご自身は「災害弱者」の一員であるとの認識のもと、安全確保を最優先都市、日程や移動経路を工夫することをおススメします。

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