タイ国内邦人犯罪被害の急増

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2024年7月17日在タイ日本国大使館は本年4-6月の同国犯罪発生状況を公表しました。直近日本人の犯罪被害が急増していること、特に「お金を見せて詐欺」の被害が多数報告されていることが明記されています。同国滞在予定の方は今一度大使館からの注意喚起をご確認下さい。

 

以下、日本人被害事例の多い犯罪について大使館からの注意喚起を引用掲載します。

 

2 犯罪傾向等
(1)犯罪傾向
令和6年度第1四半期中の邦人犯罪被害として、38件の届出がありました。前四半期と比較して5件増加となっております。
(2)邦人事件簿
令和6年度第1四半期中、不法滞在などの罪により、邦人6名がタイ警察に逮捕され、邦人3名が入管法違反等により退去強制となりました。
(3)その他注意事項
【いわゆる「お金見せて詐欺」被害相談の急増について】(2024.5.27)
バンコク都内では、以前から、ドバイから来たと称する男性(又は男女)から「お札を見せてほしい」などと声を掛けられ、やり取りをしている間に現金やクレジットカードを抜き取られる、いわゆる「お金見せて詐欺」被害の相談が後を絶たないところ、5月以降、被害相談(バンコク都外含む)が急増しております。
皆様におかれましては、見知らぬ相手から上記の様に話しかけられた際は、相手にすることなく、その場を速やかに立ち去る様に心掛けてください。
被害事例
・ワットポーにて、ドバイから来たとする男女が「日本円を見たい」としつこく話しかけてきた(被害なし)。
・ヤワラート(チャイナタウン)付近のコンビニ内で、ドバイから来たとする子連れの中東系男性から、「この子に見せてあげたいので日本のお札を見せてほしい」と話しかけてきた(被害なし)。
・ホワイクワン地区の大型ショッピングセンター内にて、ドバイ人を名乗る中東系の男性に英語で国籍を聞かれ、日本人と答えたところ、仲間の女性も加わってきて、「日本に行きたいので、日本のお金を見せて」と言われた。お札を見せたところ、男性が何枚かを出し入れし、その間に女性が色々と話してきたが、後で確認したところ一万円札が抜かれていたことに気付く。
・チョンブリ県シラチャ中心部のデパート前にて、ドバイから来たとする男女から国籍を聞かれ、日本人だと答えたところ、「今度日本に行く予定だが、日本円を見たことがないので財布を見せてほしい」と流ちょうな日本語でしつこく言われた(「急いでいる」と断ったため被害なし)。

 

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