タイ首都マーケット内での銃撃事案

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2025年7月28日、タイ首都バンコク市内北側のマーケットで銃撃事案が発生し5名が死亡しました。犯人はその場で自殺をしたと報じられています。タイ警察は死亡した犯人が61歳の地元住民と発表していますが、動機等は現時点で不明です。

 

事件は28日現地の日中、青果等を扱うバンコク市内でも有数のマーケットであり、外国人観光客も立ち入ることの多いオートーコー市場で発生しました。死亡した5名のうち4名は警備員で1名は市場従業員とのことですが発砲があった際には一般の利用客も大勢付近におり巻き添え被害があってもおかしくない事案だったと言えます。銃撃を行った犯人は持っていた銃で自分を撃ち、市場内で自殺したとのこと。現時点では動機が不明ですが、事件前に犯人と警備員が口論しているといった目撃情報があるとの報道もなされています。ただし、現地警察は現在進行形のタイ・カンボジア国境での軍事衝突が動機に関連している可能性も含め捜査を行うと発表しています。

 

タイは多くの日本人が観光やビジネスで訪れる国の一つです。一般的には治安が安定しているとされていますがスリや置き引き等心身に危害の及ばない犯罪はもちろんのこと、しばしば銃や刃物等を用いた強盗事案なども発生しています。

特に2020年にはタイ中央部コラートで軍人が軍基地内で上官を射殺した後、ショッピングモール内で一般国民に銃撃を行った上立てこもるという事案も発生しています。現地滞在中の方、またタイへの旅行を計画されている方は滞在中不特定多数が集まる場所では犯罪等への警戒を怠らないこと、また銃撃や爆発が起こった際には身の安全を最優先とする行動を覚えておくこと、などが推奨されます。

 

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