2026年2月12日タイ保健省はラヨーン県において狂犬病による死亡例が確認されたと発表しました。死亡したのは36歳の男性で、2025年12月に所有者不明の子犬に右手を噛まれたものの、傷口を洗浄せず、医療機関での狂犬病ワクチン接種も受けていませんでした。同男性は本年1月23日頃から胸部の違和感、飲水時の痛み、呼吸困難などの症状を呈し25日に死亡しました
タイ保健省の疾病管理局によれば、タイ国内では依然として狂犬病感染動物が全国的に確認されており、特に東部、東北部、南部地域でリスクが高いとされています。2025年にはチョンブリー県、ターク県、シーサケート県、ナコーンラーチャシーマー県、チャチューンサオ県、ラヨーン県で計7名の死亡例が報告されており、いずれも動物に噛まれた後に医療機関を受診せず、ワクチン接種を受けなかったことが原因とされています。
狂犬病は、犬や猫を含む哺乳類の唾液を介して噛傷・引っかき傷・傷口への接触により感染し、発症後は治療法がなく、致死率は100%とされています。潜伏期間は2週間から2か月程度が一般的ですが、症状が出るまで1年近くかかる例もあります。
疾病管理局は、動物に噛まれたり引っかかれたりした場合には、以下の対応を徹底するよう強く呼びかけています。
- 傷口をすぐに流水と石けんで十分に洗浄する
- 消毒薬を使用する
- 犬や猫を10日間観察し、異常があれば通報する
- 速やかに医療機関を受診し、ワクチン接種を開始する
- 指示されたワクチン接種スケジュールを最後まで完了する

タイを含む世界各地に駐在する日本人の方、また観光や留学等で短期滞在される方も、世界の大多数の国で狂犬病のリスクがあることに改めてご注意区獺祭。犬はもちろんのこと所有者不明の動物(野生動物f組む)には安易に近づかないようにしてください。万が一、噛まれたり引っかかれたりした場合には、速やかに医療機関を受診し、狂犬病ワクチンの接種を開始することをおススメします。



