2024年8月バングラデシュの首相を長く務めていたハシナ首相が群衆の抗議活動活発化に伴い辞任を余儀なくされ、危険を回避するために隣国インドに脱出しました。海外におけるデモ隊や群衆のパワーは時として日本人の想像を大きく超える事態をもたらすことがあります。2024年8月時点で、この手の反政府デモや特定の主義主張に基づく集会、あるいは選挙関連の政治集会などが想定される国はバングラデシュにとどまらず、世界各地に多数存在しています。こうした群衆に不用意に近づくと思いがけない被害を被ることは否定できません。
投稿者アーカイブ: 海外安全管理本部
世界各地で紛争やクーデター、テロ、あるいは政情不安といった不安定化要因の増加が観測されています。こうした事態は突発的に発生することも多いですが、何も起こっていないタイミングで「万が一」に備えておくこと、そして予兆を早めに掴むことで対応がスムーズに進み、被害を極小化することが可能です。
ムハッラム月はラマダンに次いで二番目に神聖な月であるとされています。争いを禁じられた月の一つでテロによる攻撃も抑制されるはずなのですが、残念ながら近年ではむしろ、神聖な月に対するむしろ宗教心の高まりを利用してテロを煽る行為も頻発しています。
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国家間の衝突や凶悪事件を報じるニュースはあふれていますが、それら情報から実際の安全対策に結び付けるには一工夫必要です。ただし、その工夫は思いのほか誰でもできます。時系列での情報整理が安全確保に役立つことを解説したコラムです。
未来が見えるから危機管理ができるわけではありません。既に存在する情報を整理し、いくつかの前提を置いて不確実な未来をシナリオ予測に落とし込むことが危機管理の本質です。皆さんがシナリオ予測を構築する際の簡単なコツを含め解説します。
テーマ: 「直近の海外日本人被害事例と下半期世界情勢展望」
アジェンダ:
1.本年日本人が被害に遭った凶悪強盗事案
2.過去の日本人テロ被害事案
1)パキスタン日本人乗車車両に対する爆発事案
2)ケニア・ナイロビビジネスコンプレックス襲撃事案
3)ベルギー・ブリュッセル空港/地下鉄等連続爆破事案
3.テロ・襲撃事案被害を避けるロジック
4.本年下半期の情勢展望と注意点
企業や学校、団体における海外での安全対策が本当の意味で底上げされない理由の一つがマニュアルの実効性が担保されていないこと。この課題を解消するための一つの手段が様々な緊急事態を想定したシミュレーション訓練を繰り返すという取り組みです。どのような取り組み方があるのか、シナリオをどう準備すればよいのか?そして訓練を実施した後、どうやって教訓を生かしマニュアルの改訂等につなげればいいのか。一時間という短い時間ではありますが、マニュアルの実効性を高め、そして海外の事業現場で活躍する方が本物の緊急事態に遭遇した際被害を低減できるようにするためのエッセンスをお伝えします。
2024年春、アメリカユタ州の野生動物で多数の野兎病感染が確認されました。人間にも感染し、場合によっては死に至る病ですが、日本人の大部分は病名を聞いたことがありません。知らない感染症についても調べられるページを知っているだけで自衛が可能ですので解説します