フランスニースでの司祭襲撃事件

この記事のURLをコピーする

2022年4月24日フランス南東部ニースのサンピエールダレーヌ教会でナイフを持った男が司祭を襲撃し、2人が負傷する事案が発生しました。フランスでは大統領選当日であり、犯人は「マクロンを殺さなければならない」と叫んでいたとのこと。精神疾患の疑いがあり、テロ攻撃ではないと見られています。

nice-church-stabbing
司祭が襲撃された教会入口で捜査中の警官ら(ouest-franceのウェブサイトよりキャプチャ)

 

フランス大統領選はマクロン氏が再選しました。他方で、極右勢力の支持も伸びており、マクロン氏再選に反対するデモがパリ、レンヌ、トゥールーズなど複数の都市で行われています。一部の抗議者はごみ箱に放火するなどの騒動に発展しており、警察は群衆を解散させるために催涙ガスを使用しています。

海外での選挙では投票日前後の数日間はデモや襲撃等が行われるリスクがあります。現地滞在中の方は、集会や群衆に近づくと不測の事態に巻き込まれる可能性もありますので、近づかないことをおススメします。

 

海外安全メールマガジン登録