2024年3月17日フランス東部ディジョン郊外タラン地区の路上で男性1名が銃撃を受け死亡しました。数人が乗った車両から発砲が行われたとみられており、一般人が巻き込まれてもおかしくない形態の犯行でした。直近ディジョンは薬物取引に絡むとみられる暴力が続発しており治安の悪化が指摘されています
今回犯行が発生したのは薬物組織が影響力を持つと言われている地区の路上であり、被害者は同じ組織の関係者らと直前まで一緒にいたとのこと。現時点で被害者の詳細な個人情報や犯行グループの正体・動機等について正式な発表はありません。
ディジョン周辺では13日にフォンテーヌ・ドゥーシュ地区でも2名の若者が通りすがりの車両から銃撃され負傷する事案があったほか、15日には同じ地区で10代の若者が刺殺され4名が逮捕されています。昨年後半からディジョンは薬物組織が幅を利かせ、市中の一部地域で銃撃や組織間抗争が続発する「マルセイユ化」が進んでいるとの指摘もなされています。