フランス南部での犯罪組織一斉摘発

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2024年7月8日、フランス南部ニース警察当局は武装した若者ら8名を逮捕したと発表しました。本件逮捕は先週ニース市内で発生した銃撃事案を契機に行われていた捜査の成果であり、薬物密売等を行う犯罪組織所属者が複数個所で逮捕されたものです。逮捕者は16歳~24歳でした。

 

一斉摘発はフランス南部の主要都市ニースとその近郊の村落ラ・トリニテ(アルプ・マリティーム)で行われました。8日月曜日の早朝、ニースで7名、ラ・トリニテで1名を逮捕しています。警察はカラシニコフ銃、散弾銃、警棒、銃弾等も住宅や逃走に用いた車内から発見し押収しています。本件は先週発生したニース市内ボンボヤージュ地区での銃撃事案で未成年の容疑者が逮捕され、取り調べを進める中で今回摘発された犯罪グループが判明したものです。

 

南仏では薬物や武器の違法流通に関与する犯罪組織や暴力行為に伴い金銭を要求するギャング団が複数暗躍しています。マルセイユやニース等は日本人観光客も多い地域ですが、同じ地区で犯罪組織が活動していることは認識しておくことをおススメします。

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