2025年8月20日フランス南部オーリヤックで開催されていた地域祭典の会場付近で約300人規模の集団が暴徒化する事案が発生しました。現地深夜以降、市中心部の広場周辺で騒乱が拡大し、警察部隊との衝突により警官8名が負傷したほか、車両や建物への放火、破壊行為が確認されています。
本件の発端は銀行の壁に落書きしていた人物を警察が逮捕したことに周辺のグループが反発し警察官らに投石を行ったことが発端です。暴徒の一部は覆面やマスクを着用し、正体がばれないようにしながら暴動を続けていました。地元自治体の責任者や治安当局は「破壊行動を目的にした一団による不法行為」であり「フランスという国家への攻撃である」として関与した人物の捜査を継続する方針を発表しています。また、フェスティバルそのものは当初の予定通り24日まで継続されますが一般の方は夜間の外出等を控えるように呼びかけれられています。