2019年7月10日、ロンドン南東部グリニッジ付近の路上で20代の男性が複数回刺され、死亡する事件が発生しました。
7月8日にもロンドン北部フィンズベリーで1人が刺され、1人が撃たれています。両事案に関係性は見られませんが、以下治安事件の集計を行っている機関のツイッターでも2019年に発生したロンドン周辺の死傷事案が非常に多いと発表されています。
https://twitter.com/IF_Europe/status/1148990373961904128
こうした殺人事件、傷害事件の発生場所は様々で、地域を問いません(上の地図参照)。ただし、発生時刻は夕方から夜間にかけて増加している傾向があります。特段夜間に外出する必要がなければ、夕方以降の徒歩移動を避ける、早めにホテル等に戻るよう心掛けることで無用なトラブルに巻き込まれづらくなると推測されます。
これから夏休みを迎え、ロンドンを訪れる日本人の方も多いかと思います。地元の殺人事件や傷害事件を理由に渡航を取りやめる必要はありませんが、イギリス旅行中は日本とは治安情勢が違うこと、特にここ数週間、ロンドンでナイフや銃を用いた殺傷事件が増えているという事実は把握しておくことをおススメします。